祓戸四神(祓戸大神)って?
アセンションライトワーカーのありおすです。
瀬織津姫様は、日本書紀にも古事記にも
登場されない女神様ですが、
天津祝詞や大祓詞など重要な祝詞などに
登場しているので
その存在が大きな謎になっていますよね。
祓戸四神(祓戸大神)とは、
瀬織津姫(せおりつひめ)、
速秋津姫(はやあきつひめ)、
気吹戸主(いぶきどぬし)、
速佐須良姫(はやさすらひめ)
の四柱のことを言います。
●瀬織津姫:川の神。
川の水は飲料水となり動植物の成長と生命維持にかかせないもの。
勢いよく流れ下る川の水の威力によって
人や社会のまがごと、罪、穢れを大海原に押し流す神。
禍事:曲がっている事で正しくない事。
罪 :汚れが積もっている事。又我欲にまみれた状態の事。
穢れ:氣が枯れた状態の事。
生き方や考え方が偏ったりすると
物事が柔軟でなくなり禍事ができてきます。
曲がった所から氣枯れが生じて汚れがたまりそれが罪・穢れになります。
●速開都姫:海の神。
全ての生命の源。
●気吹戸主神:息吹の神。
息吹は、風、呼吸。
●速佐須良姫:地底の神。
地底の支えがあってこの世があります。
この四柱が揃って初めて
世の中に蔓延する禍事(まがこと)、
罪、穢れを洗い流し、世をリフレッシュする事が
可能となってきます。
禍事、罪、穢れを、洗い流さないと
汚れがたまっていくのと同じですので
人や地球の波動が低くなっていきます。
瀬織津姫が諸所の禍事、罪、穢れを川から海へ流すと
速秋津姫が海の中へと飲み込み、
気吹戸主が諸々の禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して
根の国・底の国に息吹を放ち
速秋津姫が飲み込んだ禍事、罪、穢れは、地底に溜まったままですので
速佐須良姫が根の国・底の国に持ち込まれた諸々の禍事・罪・穢れを長い年月をかけて浄化する。
さて、四柱ですが、この方たちはどなたでしょう?
所説あり。
瀬織津姫は、
天照大御神から荒魂が分裂した存在。または八十禍津日神(やそまがつひ)
速秋津姫は、
天照大御神から和魂が分裂した存在であり、丹生都比売と同一神。
または、イザナギの命が禊払いをした時に生まれた3神のうちの1神である伊豆能売神(いずのめのかみ)。
気吹戸主は、
造化三神筆頭の天之御中主(アメノミナカヌシ)の荒魂が分裂した存在。
または、イザナギの命が禊払いをした時に生まれた3神の内の神直日神(カムナオヒノカミ)と同一神。
速佐須良姫は、
スサノオの娘であり、大国主命の正妻である須勢理毘売命と同一神。
祓戸大神を祀る神社の総本宮は、
滋賀県大津市にある佐久奈度神社